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第6回 ハートブレイク太陽族 2004/07/07(水) 配信
 ほんの一握りのうつくしい人たちと、その他大勢の、うつくしさが控えめの方々、お久しぶり! 夏ですね。紫外線ケアなさっているかしら?

 女子には常識ですが、美意識が高いといわれるゲイでも、紫外線に対しては意外と無頓着な方が多い気がします。白いお召し物につば広のお帽子、シビラの日傘、なんて重装備までは無理にしろ、顔やボディへの日焼け止めを塗る習慣は身に付けたいものです。

 なにしろ紫外線はしみ、しわ、たるみ、角質肥厚(肌ゴワゴワ)を促す、老化の最大の原因。「焼けている方が健康的、細く見える、毛穴などの肌トラブルが目立たない、それにモテる!」などというオカマは、日焼けしてなかったら不健康、デブ、巨大毛穴でモテない、ロウワーな方に違いありません。

 無自覚に日焼けしている男性の肌を、一度よく観察してみましょう。

 慶子の22歳の弟は、日焼けのせいで濃いソバカス状のしみができ、目じりにしわが目立ち始めていて、ゾっとしました。

 詳しい話は省略しますが、紫外線には主にA波とB波があります。刺激が強くて、すぐにいわゆる日焼けを起こすのがB波。これは当たると、ご自分でもすぐに意識できて対策できますし、室内ではガラスなどでカットできるので、比較的避けやすい紫外線です。

 これに対して、紫外線A波は知らないうちに浴びたダメージが蓄積して、日焼けや老化を促します。しかも、曇りの日でも降り注いでくるし、ガラスなども通り抜けてしまうので、気が抜けません。日焼けサロンで使われるのはこのA波です。「肌にやさしい」ように波長を調整してあるのかもしれませんが、いかがなものかしら?

 日焼け止めはファンデーションなどと並んで、化粧品の中でもとても進化が早いジャンルで、ここ最近はどんどん使用感がよくて効果の高いものが出てきています。3,4年前くらいまではベタベタ油っぽくて、塗ると白光りするものも多かったのですが、最近はむしろそんなものの方が珍しいくらい。ごく軽い乳液状で、みずみずしい感触が主流です。ドラッグストアで売ってるような普及価格のものでもこなれたものが多いので、ぜひ気に入ったものをお求めになって。

 日焼け止めに関してポイントは、

・SPF(紫外線をカットする能力)は、普段使い15以上。リゾート向けは40以上。(ただしリゾートものは、パールが入って尻軽娘ふうになるものがあるので注意。)

・PA(PA+〜PA+++まである)表示があること。これは、A波を防ぐということ。

・「クレンジング」や「メイクも落とせる」とうたっている、洗浄力高めの洗顔料を選ぶこと。いくら感触は軽くても、油性なので落としにくいのです。そうでなくても、夏の皮脂は冬のものよりもずっと毛穴に詰まりやすいの。

・「メイク下地にもなる」などと書いてあるのは、仕上がりがきれいなことが多いです。あと、「テカリを抑える」ものも。夏のオトコの肌にどうぞ。

・顔の中でも高いところは焼けやすいです。鼻筋と、頬骨のあたりね。一度顔全体に塗り広げた後にもう1度少量を重ねると完璧です。

 もしどうしても日焼けなさるなら、SPF5とか、ごく弱い紫外線カット能力のあるサンオイルものを使うとよいでしょう。日焼け後は、カーマインローションやアロエ製品などの、火照りを静めて日焼けダメージを癒してくれる、日焼け肌用の製品が各社から出ています。こういうのは、外資ブランドが強いかも。

 日焼け後のケアいかんで、マダム肌か、労働者肌かとお肌の運命が分かれてしまうのはもはや議論を待たぬところであります。もしも焼くならソフィア・ローレン(イタリアの大女優。黒こげすぎで、すでに人種不明)、松崎しげる(「歩く生殖器」)、梅宮辰夫(「夜は俺のもの」)のようなキレイな日焼け肌になりたいわね(ひどい例)。

 手をかけてきれいに焼くと、男たちを振り向かせるちょっとした娼婦のような美しさが出るのも否定できませんもの。 さ! 肌が多少キレイになっても無駄、という美的弱者の方もきっとおいでのことでしょう。おかわいそうに。あたくしここに最大級のお悔やみを申し上げます。な〜む〜。

 と、言うのも酷ですから、とっても愉快な歌を教えて差し上げましょう。題して「まんこ数え唄」です。作者不明。

<一番>

一つ開いた 唐傘(からかさ)まんこ
二つふくらむ ちょうちんまんこ
三つ見慣れた かあちゃんのまんこ
四つよごれた 売春まんこ
アー ゝ アアン ヤんなっちゃった アー アアアア おどろいた

<二番>

五ついつもの 夫婦のまんこ
六つ無理やり 強姦まんこ
七つナメナメ 絶頂まんこ
八つやっぱり 処女まんこ
アー ゝ アアン ヤんなっちゃった アー アアアア おどろいた

・・・という歌です。歌はいいですね。

 イタリヤでも「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」と言って、「食べて、歌って、恋する」ことを満喫することが人生だ、という哲学が人々の生活に根付いているとか。さすが、中世の昔から、ヨーロッパ中のごろつき、ヤクザ、盗人、淫売、偽霊能者などのろくでなしの総本山であり続けた国。そんなイタリアを、慶子は大好きなのです。

 それにしても、二番の歌詞の見事さと言ったらないでしょう?「五ついつもの 夫婦のまんこ」に込められた、倦怠まじりの穏やかな幸福感。涙をさそう「強姦まんこ」。「七つナメナメ 絶頂まんこ」では、作者がクンニ好きなことが窺われて、たたみかけるように、「八つやっぱり 処女まんこ」。

 ため息。 だってあなた、かつて処女だったころを思い出してみて? 処女を失ってから、どれだけ自分がものを考えなくなったか、お人よしになったか、口が軽くなったか―――。性の快楽を知った私たちが、子宮で思考するのとは逆に、処女は頭でのみ考え、心に無邪気な残酷さを秘め、多くを語らないもの。そうね。あのころの私、ナイフみたいに尖っていた。周りの皆をすべて、傷つけていた・・・。(「積み木崩し」風に)

今月の名言
「魔法の杖は、大きいほうがいいわ。」
             by ジャネット・ジャクソン


・・・前アルバム「All for You」のタイトル曲が巨根賛歌であることに関して、大きいほうが好きなのかと尋ねられて。
バックナンバー
第5回 アクメまして
第4回 慶子・・・肥えと欲望と資本主義の女神。
第3回 洗う女
第2回 濡れた景色は早春賦(「あれ〜月様雨が!」「春雨じゃ、濡れて行こう」)
第1回 はじめまして、慶子と申す24歳のオカマです。

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