アフリカのゲイ、HIV感染率10倍 偏見が感染を加速か
 アフリカの一部の国で、男性同性愛者のHIV感染率が男性人口全体の感染率に比べて10倍近く高い数値となっていることが明らかになった。英医学専門誌に掲載された報告で、偏見を恐れて感染の事実を隠しがちであること、治療法へのアクセスの少なさ、不十分な検査などが感染拡大の一端を担っているとされている。

 同報告によれば、アフリカ全体で国ごとの感染率はさまざまだったが、研究対象となった国々の大半で、異性愛者よりも同性愛者の男性の感染率が著しく高く、西アフリカの一部では、10倍近い感染率となった。

 アフリカの多くの国では、政治的、宗教的、社会的に同性愛への偏見が根強く、それらの社会背景が、HIV感染者の孤立・偏見・嫌がらせをより強調しているという。結果、感染しても沈黙したまま性行為を行い、より感染が増加しているという。

 さらに報告は「無防備なアナルセックスは当たり前で、知識へのアクセスも予防手段も不適切。また、同性と性交渉をもつ多くの男性が売春も行っている」と指摘。また、同性と性交渉をもつ男性の多くが女性とも交渉をもっており、危険はゲイに限らないと強調している。

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