「誹謗中傷は削除すべし」レインボーマン逆転敗訴
 インターネットの掲示板への誹謗中傷の書き込みに対する大きな判決が、2009年2月27日に名古屋高等裁判所で下された。ことの発端は、レインボーマン株式会社が運営する批評掲示板に、有限会社JAPが経営する店舗「クラブアール」「スクールキッズ」や関係者の誹謗中傷が書き込まれ、その削除依頼を巡ってのことだった。第一審ではレインボーマン側が勝訴したものの、第二審では逆転敗訴となった。

 レインボーマン側は誹謗中傷や名誉毀損の書き込みに対しては掲示板の中で反論し、誹謗中傷や名誉毀損を回復する旨、主張していたが、これを裁判所は採用しないとした。掲示板のプロバイダー及び管理人は誹謗中傷及び名誉毀損とみられる削除依頼があった場合は削除義務が発生する。しかしレインボーマン側は削除に応じず放置したため、裁判所は作為、不作為の点からプロバイダー責任制限法を適用し、損害賠償を支払うよう命じた。

 今回の判例が、今後この種の訴訟に大きな影響を与えることはいうまでもなく、ネット利用者にも今まで以上に書き込み内容に責任や慎重さが求められることになる。不用意な発言に関しては、最終的には刑事罰に問われることも考慮すべきだろう。掲示板に心ない書き込みをされたことで、さまざまな悲しみや、多くの精神的な苦痛を受けた人たちには、今回の意義のある判決で勇気と希望を持つことができたのではないだろうか。

 今回勝訴した有限会社JAPは、名誉毀損に当たると認定された書き込みに対しては、刑事告訴も視野に入れて検討中であるという。

関連HP

<詳しい判決の内容を閲覧したい方は下記のアドレスまで>
http://ranhou.hp.infoseek.co.jp/eturan.htm

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