同性愛者といじめ被害者のための学校設立、先延ばしに
 米シカゴで計画されていた同性愛の子どもやいじめに遭った子どもを受け入れる公立学校の設立が、キリスト教関係者や同性愛団体の反発を受け、教育委員会への提案が一時的に取り下げられ先延ばしとなった。

 同計画の提案は10月に教育委員会に提出され、当初の予定では生徒600人のうち、半数が同性愛者たトランスジェンダー、自分の性別に疑問をもっている生徒などが占める「ソーシャルジャスティス・ハイスクール・プライド校」になる予定だった。

 その後、設立趣意が軌道修正され、校名も「ソーシャルジャスティス・ソリダリティ・ハイスクール」に変更。性的マイノリティであるかどうかだけでなく、いじめや嫌がらせに遭っている生徒を受け入れる全米最大級の学校を目指すことに。

 しかし、キリスト教関係者だけでなく、同性愛の子供を切り離して別の学校に隔離することでは解決にならないとして、同性愛者団体も同校の設立に反発。教育委員会では19日夜にも投票を行う予定だったが、前夜に計画が撤回される事態となった。

 提案はさらに練り直され後、再提出する予定で、当初の予定通り2010年秋の開校を目指す意図は変わらないと言う。

 関係団体の調べでは、同性者の子どもはいじめに遭う確立が高く、同性愛やトランスジェンダーの子どもを対象に実施した2007年のアンケートでは、86%がいじめられた経験を持ち、60%が学校は安全でないと感じる、と回答している。

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