同性愛射含む同居権利法案に世論二分 イタリア
 イタリア政府が起案した、同性愛者を含む「同居カップルの権利(DICO)」法案に対し、同国のカトリック教会関係組織とその信者らが12日、ローマ市街で大集会を開き、「伝統的な家族制度を守れ」と対立の意志を表明した。

 この法案は婚姻届を出していない事実婚者らに財産相続権を認め、同居カップルを「家族」と認知する内容。この同居カップルには、法律上で婚姻を認められていない同性のカップルも含まれる。

 協会側はこの12日を「家族の日」と定め、集会会場となったサン・ジョバンニ広場には予想を上回る20万人以上の人々が集結。参加者は敬虔な信者が多く、50代主婦や男子高校生、「法案反対派」の政治家など、幅広い層。

 一方、西へおよそ3km離れたナボーナ広場では、与党最左派勢力が中心となって「世俗派集会」を組織。同性愛者の参加者も多く、「パートナーが病気の時も助けられるような権利がほしい」という切実な声も。またリベラル派の若者も「カトリックの権威は何もかも禁じる。DICOは伝統を壊すわけでなく、文化を豊かにするもの」と声をあげた。

 同法案をめぐっては与党内も賛否両論に分かれており、国会での可決はいまだ不透明といわれている。

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