モスクワ市長暴言「同性愛者のパレードは悪魔的所業」
 モスクワのルシコフ市長の「ゲイのパレードは悪魔的な所業と呼ぶほかない」という、同性愛者への激しい憎悪をむき出しにした発言が各方面で波紋を呼んでいる。

 29日、市長はロシア正教の催しに登場し、同性婚の公認を求める運動について「破壊的な狂信だ」と断言。さらには同性愛を麻薬犯罪と同列になぞらえた上で、「人権議論のぬかるみにはまり込んではダメだ。犯罪者は法の正義の力で攻撃すべきだ」と強調。今後、モスクワでのパレードを許可しない考えも明らかにした。

 ルシコフ市長は92年の就任以来、次々に大型プロジェクトを実現、モスクワの表情を一変させた「剛腕」で知られる人物で、ガチガチの保守派。今回の発言も、同性愛を禁じた旧ソ連時代のような法律の復活を望む一方、広がる西欧的価値観への嫌悪感の表明、と考えられている。

 モスクワでは昨年5月に、市長の反対を押し切って同性愛者のパレードが行われたが、参加者を極右の若者や正教信者らが攻撃し、100人を越す逮捕者が出る騒ぎとなっている。

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