対HIVジェル状殺菌剤開発に集まる期待
 依然拡大を続けるHIV感染への予防対策として、研究者たちがジェルやクリーム状の殺菌(殺ウィルス)剤の開発に注目している。現時点で明確に有効なワクチンが開発されていないHIVへの感染を防ぐために、ジェルやクリーム状の薬剤が最良の方法となるだろうと考えているのだ。

 コンドームの使用の様に、行為者双方の協力がなくとも使用できるため、とりわけ感染リスクが高いとされている女性やゲイの男性には特に有効と考えられている。

 コンドーム使用の奨励は90年代初頭からHIV感染率の抑制に貢献しているが、未だに多くの発展途上国ではコンドームの使用を忌避している男性が多く、米国のゲイの男性の間で最近、無防備なセックスが増えている事実がある。

 現在のところ、開発段階にある55の殺菌剤のうち、臨床試験まで進んでいる薬剤は11にすぎず、米国において正式な認可を受けるプロセスの最終段階である第3相の臨床試験に進んでいる、あるいはまもなく進む薬剤は、そのうちの3つのみ。

 また、必然的に処方箋なしで店頭で販売され、貧しい途上国では廉価で販売されることの多いこの種の薬は、結果として儲けの見込みも少なく、大手薬品会社では投資・開発に足踏み状態なのが現状。新薬開発の一番の障害は、資金不足と言えるだろう。

(バディジェ―ピィからのコメント)

 HIVの感染予防手段が増えるの純粋に喜ばしい事。ですが、現段階ではコンドームの使用が有効である事にはかわりないはず。新薬の登場によってコンドームの使用率が下がっては本末転倒というものです。正しい利用法とその効果を知っておくことは、どんな薬にとっても最低限必要な事。

 また営利的理由から、こういった新薬の開発が遅れているというのも残念ながら事実。米国、日本も含め、国側の対応にも期待したいところです。

関連ホームページ

http://www.rhtp.org/micro/micro.htm(全英語)

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