びでおでごはん第14回
「ジャパニーズ・ゲイビデオの過去・現在・未来 <後半/現在・未来編>」
2006/02/01(水) 配信
 お待たせしました! 前回の『ゲイビデオ/過去編』に続き、今回はさらにゲイビデオの諸問題に突っ込んだ(!?)ゲイビデオ・トークに花を咲かせましょう。前回、登場しなかったビデオメーカーもご紹介させていただきますよー。
 ミレニアムを過ぎて戦国時代に突入したゲイビデオ業界ですが、その理由の一つはビデオメーカーの増加によるところも確かなこと。ジャパンピクチャーズやフィールドエクスプレスの成功にともない、コート路線を踏襲するようなフューチャービデオやV-JETなどの今どきの若い男の子がメインモデルとなるメーカーが登場し、関西ではKOグループが細分化され、ジャニ系の元祖スタジオジゴロとシークレットフィルム、ガチデブ系のタイソンビデオ、野郎系のビースト、今どきのイケメンを扱ったサプライズなど、そのモデルの質、多様性と勢いは、関西の人気メーカー・ゲームスと並んで現在トップクラスと言って間違いないでしょうね。そして、ひと月にリリースされる作品の多さも見逃せません。ビデオメーカーによってはひと月に6タイトル以上リリースするところもあり、主立ったビデオメーカーだけで考えても毎月30本近くは発売されているのではないでしょうか? 健太郎もそうした膨大な数の作品を全て見るのはとーてい不可能だし、毎月どの作品を買うべきか!?ってホント悩みどころなんですよね…。
 こうして増殖・拡大し始めたビデオメーカーなんですが、ある事件をきっかけにそのパワーも平行線をたどるようになっちゃいます。それが、週刊誌による一連の体育会系学生の『ホモビデオ出演』の暴露なんですね。スポーツマン系ビデオメーカーの生命線でもある現役組起用のルートが絶たれてしまい、イケメン肉体派モデルの供給が追いつかなくなってしまったのです。それと合わせて中古ビデオ屋さんの隆盛も忘れちゃいけないこと。この辺は立場によって大きく意見が分かれるところで、どれが良くてどれが悪いかなんてことはそう簡単に断言できません。だって、限られたパイの中で、作品が一定数売れないと、利益は上がらず、メーカーは良い作品を作り続けられないというのは事実だろうし…、かといって消費者はどうせ買うなら少しでも安い値段で購入したいとうのは正直な気持ちでしょうねぇ。だったら、もっと売れるような内容・価格にしたら?なんて厳しい意見もあったりと、この辺のことはまだまだ留意することは多々ありそうで…。そして、売れ行きの悪さはノンケAV業界も同じで、こちらは低価格で挑んで当初はかなりの巻き返しをしたものの、結局、海外逆輸入もの・不正コピーもので大打撃を受けて、停滞気味のご様子。う〜ん、どちらも厳しいですわ。
 そんなこんなで、ちと混沌としたビデオ業界ですが、新しい動きもちらほら。ノンケAVメーカー発となるスーパースリーは、ノンケ資本のテイストをしっかり組み込んで『痴漢電車』『痴漢バス』なんかのコアな作品を作り上げ、他メーカーとの差別化を上手く図っているし、ジャパンピクチャーズでは海外で既にお馴染みのストリーミング(ネットから動画をダウンロードするシステム)を他メーカーに先駆けて行うなど、新たな方向性を模索中。コートは直球のエロ作品の他に、TVドラマ顔負けの元祖エロドラマ『BABYLON』がシリーズ50回目を迎えよりエンターテイメントに作り込まれたり、1年振りとなる最新『scooop!!!』では、過激な内容はそのままでよりシチュエーションにこだわったり、バブリーなストーリー展開をさせたり、人間の内面に迫った展開を見せる新シリーズ『envy』をスタートさせたりと、にわか作りではないその意気込みにゲイビデオの未来が見え隠れしてたり…。また、コートウエストでは、NAGI・HIKARU・AYUMUなどの人気モデルのアイドル化を積極的に行って、単体作品や海外ロケを敢行しファンにはたまらない作品を次々とリリースしてるんですね。そして、2006年3月号からスタートしたバディオリジナルDVD『b+』では、エロあり、バラエティありの充実した90分DVDを、たった200円UPという驚きの価格で見られちゃうんだから、スゴイよね!? えっ、最後は宣伝かよって…、そうです。みなさん、ぜひ『b+』も、ゲイビデオの未来形として心に留めておいて下さいね。
 てなけで、『びでおでごはん』は今回で終了です。健太郎のビデオ情報は本誌バディ『VIDEO RUSH!』で引き続き行ってますので、ぜひそちらをご覧下さ〜い。次回から、バディで連載していたゲイにお薦めのCDコーナー『健太郎のパラダイス・ディスク』が復活します! どうぞ、お楽しみに…。
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