いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第26回
二人のジョージ〜クリスマスはこれでキマリ☆
2005/12/14(水) 配信

 二人のジョージと言っても山本穣二(ふんどし)とジョージ秋山(アシュラ)ではなく(寒すぎ……雪も降るわけだ)。この寒い季節にピッタリな心あたたまるゲイムービーはないかしら〜と思ったら、ドラマチックなゲイ人生を描いた映画がなんと2本もありました。しかも奥さん、2本とも世界的スターのジョージさんが主人公(ヒロイン?)なの。んまー偶然! どっちもホントにオススメなので、クリスマスや年末年始、カレシや友達を誘ってぜひ観に行ってくださいね〜
■ジョージ・マイケル〜素顔の告白
 この時期になると必ずどっかで流れる「ラスト・クリスマス」は言うまでもなくワム!の名曲。ワム!で世界のトップスターに登り詰め、解散後もソロで成功してきたジョージ・マイケルが、華やかなスターというより、一人のゲイとしての生き様を余すことなく語ったのがこの映画。親友フレディ・マーキュリーの追悼コンサートで、やはりエイズで命を失いつつあったパートナーを想って熱唱し、世界を感動させたエピソードや、ハッテントイレで逮捕されるという憂き目に遭いながら、それを逆手に取って警官のコスプレでハデに復帰したり、ホントに素晴らしくゲイチックに生きてきたジョージ。エルトン・ジョン、マライア・キャリー、ボーイ・ジョージなどがステキなコメントをくれるのも見どころです。かつてのワム!の相棒つまりアンドリューも、ただのおっさんとして映っていて衝撃を与えてくれます。
 オープンリー・ゲイのスターであり、セックスも恋も友達づきあいも本気で大事にするジョージはエルトンと並んで憧れのゲイイコンだと思いますが、英国ではいよいよ21日から同性パートナーシップ法が施行され、エルトンに続いてジョージもダンナさんと結婚することに。おめでとう! きっとフレディも天国で祝福してくれるでしょうね……。 (ちなみに本日、ジョージが14年ぶりの来日! 婚約者のケニー・ゴスも一緒です。明日の記者会見の模様は1月発売号でご紹介する予定です)
ジョージ・マイケル〜素顔の告白
2004/英/監督:サザン・モリス/配給:ワイズポリシー/12月23日、BUNKAMURAル・シネマにてロードショー
http://www.wisepolicy.com/george_michael/

■TABOO
 タブーと言えばカトちゃんの「ちょっとだけヨ。アンタも好きネ〜」ですが(年バレる)、ボーイ・ジョージの半生を描き、ロンドンやNYで大ヒットしたミュージカル「TABOO」のライブ映像がコレ。ジョージ・マイケルの方はドキュメンタリーですが、こちらは音楽とビジュアルの洪水。ニューロマンティックな時代のロンドンのクラブが舞台ということで、カルチャー・クラブはもちろん、マドンナなど、80年代の名曲の数々も聴けます。主役を演じた美形俳優ユアン・モートンがボーイ・ジョージにソックリ!ってことで話題になり、トニー賞やオリヴィエ賞を獲っちゃったスゴイ作品です。それともう1つ特筆すべきは、ボーイ・ジョージ自身が演じる、衣装とかメイクという概念すら超えちゃって、メトロポリタン美術館にも展示されたという伝説のドラァグクイーン、リー・バウリー。今見ても素晴らしく斬新でカッコいいそのスタイルは、きっとアナタの脳髄を刺激しまくるハズ。そしてリー・バウリーが亡くなる(94年にエイズで他界。本当に残念……)シーンではきっと泣けるハズ。ゲイによる、ゲイのための最高にカッコいいミュージカルです。

TABOO-THE BOY GEORGE MUSICAL
2003年/英/監督:クリストファー・レンショウ/配給:ワイズポリシー/12月24日、ライズX他にてクリスマスロードショー
http://www.wisepolicy.com/taboo/

■最後のおまけ
 3年ちょっとにわたってお届けしてきたJunchanの「いやゲイ」も今回が最後です。おまけでもう1本、2006年最大の話題作「ブロークバック・マウンテン」をプチ予告。
 1960年〜80年代というまだまだ田舎ではゲイが生きづらかった時代に、ワイオミングのカウボーイ二人が愛し合うという映画です。ベネチア映画祭で北野武を押さえてグランプリに輝いたことでも話題になりましたが、ゲイが観ても一般の人が観ても素晴らしい内容だそうです。楽しみですね♪

ブロークバック・マウンテン
2005年/米/監督:アン・リー/配給:ワイズポリシー/2006年春、シネマライズ他全国順次公開予定
http://www.wisepolicy.com/

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