いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第18回
映画祭、今年も大盛況でした!
2004/08/18(水) 配信

 はっ、しばらく原稿の依頼が来なかったんで、この連載の存在をすっかり忘れてました。気づけば約1年ぶり。もう映画祭も終わっちゃったしね…(映画祭の方、ゆるして〜)。でも後パブ(レポート記事のこと。宣伝は前パブと言います)もぜんぜんアリだと思うので、今回はそんな感じで行こうと思います。
■第13回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭レポート
 映画祭、今年もよかったですよ。活気があって。いろんなタイプのイケメンも来てて。オシャレで。オープニングではあの水野晴郎が「シベリア超特急」にも出演してる坊主がちむちな殿方(二人の関係はヒミツ、だそうです)といっしょにビデオで登場。スゴかった〜。
 なんだかんだ言っても13年続けてるのがスゴイ。バディの先輩ですね。
 今年、たぶんいちばん人気があったプログラムは、日本のゲイインディーズ短編集というやつで、立ち見・座り見続出でした。3本の短編があって、そのあと10人のアーティストたちが5分ずつ短いフィルムを撮ってつなげた「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」っていう企画があったんだけど、それがすごく面白かったです。バディでもおなじみの田口弘樹さんは男の子の魅力を写し出した作品、ハスラー・アキラは去年の札幌パレードに寄せた詩「バイバイ・オーバー・ザ・レインボウ」を映像化、主催の今泉くんはウリ専のイケメンとのSEX、タカサキケイイチくんはアニメーション作品といったように、それぞれの人が個性を活かしたいい作品を作ってましたよ。レズビアンの人のラップも、大ウケしてました。
 あとね、期間中、スパイラルの地下の「CAY(ケイじゃなくてカイと読むそうです)」ってレストランで、お茶飲みながらe-Macで映画を楽しめる「REEL」っていうステキなイベントをやってました。上映してたのは、公募で集まったけど残念ながら選にもれた作品、それから過去の日本のインディーズ映画です。なんで上映されなかったの?っていう面白い作品がいろいろありましたよ。
 てな感じで、今回の映画祭は、日本のゲイインディーズ映画がイイ感じでした。来年ももっとたくさん上映されるといいなあ、と思います。
映画祭公式サイト
http://www.tokyo-lgff.org/(PC版)

■「四角い夏」「向日葵」
 日本のゲイインディーズ映画つながりということで、ちょっとついでにいいかしら?
 この2本は本当にオドロキの名作です。名古屋のNLGR(ドラァグショー、ゲイナイト、ライブ、写真展、同性結婚式、HIV検査などが同時多発開催されるお祭り)のスタッフたちが作った映画で、どちらも「人と人とのつながり」が生み出す奇蹟のようなあたたかさを描いていて、間違いなく泣けます。「世界の中心で〜」なんてメじゃないよ!
 「四角い夏 (1+1=1)+(Friends)=1」は、一人で背負うにはあまりにも重すぎるAIDSという難問に「仲間といっしょなら生きていける」と回答し、衝撃的な感動を与えてくれた、ちょっと「ありえない」作品です。耳をふさぎたくなるようなセリフもあるけど、血のにじんだ優しさが、胸に突き刺さります。技術的な素人っぽさが全く気にならないほど「思い」がビシビシと伝わります。
 「向日葵」は今年上映された作品ですが、「四角い夏」の続編ではなく、いわば原点です。どうして名古屋のゲイたちがAIDS問題に取り組もうと立ち上がったのか、毎年あの巨大なイベントをやり続けるパワーはどこからくるのか、その原動力のヒミツとなる実話が描かれています。今から15年も前の悲しい死の物語ですが、ビックリするほどあたたかい、素晴らしいお話です。
 現在、残念ながら「四角い夏」の上映の機会はないのですが(たぶん名古屋の「99%」さんにお願いして個人的に見せてもらうしかないでしょう)、タイミングよく、「向日葵」の上映会が今週末にあります。レインボー祭りの前日、ぜひ二丁目の「アクタ」にお出かけください。
「向日葵」上映イベント
http://www.geocities.jp/cinemahimawari/(PC版)


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