いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第17回
ルーシー・リューばんざーい!
2003/10/22(水) 配信
たぶんオカマ的にはあまり琴線に触れない北野武映画。僕は「あの夏、いちばん静かな海」は感動しながら観れたけど、それ以外のヤクザものとかはダメでした。でも「座頭市」は、ラストだけは観るべきです。そう、あのお侍とか町娘が唐突にタップダンスを始めるシーン…もそうだけど、違う意味で、スゴイのです。現在発売中の『バディ』で、北丸さんも書いてましたが、ゲイにとっては涙モノの素晴らしいセリフ。必見です。
さて、オカマはブス女が大好きです。モー娘。の保田圭、SPEEDのひとえ、太シス(ほぼ全員。信田はこないだアドボに来てバック転かましてくれましたね)、dream(増殖中)など、その時代時代を象徴するブス女をいち早くキャッチし、応援してきました。逆に言えば、そういうキャラを探すことがオカマのトレンドなのでした。最近気になるのは、SWEETSの真ん中の女。体は小学生なのに顔だけ子育て終わったおばさん。ビックリよ。そして、映画界で今、オカマの注目を一身に集めているのが、ルーシー・リュー。「チャリエン」ではマッサージ女に扮し「バンザーイ!」と叫んで敵のボスをジャンピングキックし、「シカゴ」ではチョイ役なのにすべてを持っていってしまったというツワモノ。そんなルーシー・リューの出演作2本が、この秋オススメのゲイムービィ!
●「キル・ビル」
「パルプ・フィクション」でのユマ・サーマンのへなちょこダンスを憶えてる人は多いハズ。「ヘン」と「カッコいい」を両立させることにかけてはタランティーノは天才的なんだけど、その新作が、ブルース・リーの「死亡遊戯」スーツを着たユマ・サーマンと「極道の妻」になったルーシー・リューが刀で戦うという「キル・ビル」。テレビCMでルーシーの「やっちまいな!」を聞いて破水した方も多いことでしょう。タランティーノはルーシーに日本の男子高校生みたいな制服を着せてお歯黒を塗りたかったそうですが、ルーシーは泣いてイヤがって「極妻」になったそうです。あーあ。見たかったなぁ、お歯黒ルーシー。絶対その方がインパクト大だったのにね! ちなみにこの映画、サニー千葉、栗山千明らの日本人も登場する他、日本のアニメも挿入されるという日本びいきっぷりなんだけど、なんと、あの梶芽衣子の「修羅雪姫」(「女囚さそり」と並ぶ「怨み節」映画)にインスパイアされたそうで、主人公とルーシーが対決する映画のクライマックスでは「修羅雪姫」のテーマが流れるんだって(しかもエンドロールでは「怨み節」!)。監督、次回はエスムラルダも起用して!
「キル・ビル」
2003米/ギャガ=ヒューマックス/監督:クエンティン・タランティーノ/出演:ルーシー・リュー、ユマ・サーマン、サニー千葉他/10月25日より公開
http://www.killbill.jp/(PC版)
●「バリスティック」
「90秒に1度の炎の狂宴」とかはどうでもいいんだけど、ルーシー・リューとアントニオ・バンデラスが戦うってところがツボです。バンデラスって「欲望の法則」とかで変態男を演じて有名になりましたが、要はゲイの監督・アルモドバルに見いだされ、世に出た人なのよね。そのバンデラスが、自分よりもはるかに強い女の役としてルーシーを指名したのでした。「キル・ビル」では高島礼子だったけど、こっちは假屋崎省吾(全身黒づくめ)に変身して、無言の殺人マシーンとして暴れまくります! テクノ&ハウスバリバリのサントラもいいよ!
「バリスティック」
2002米/ギャガ=ヒューマックス/監督:カオス/10月24日まで公開。急いで劇場へ!
http://www.ballistic.jp/(PC版)
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