いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第14回
すっかり春ですね。股間もうずく季節です。
2003/04/16(水) 配信

 アカデミー賞で『千と千尋』が48年ぶりに日本にオスカーをもたらしすという快挙を成し遂げました。宮崎駿は「いま世界はたいへん不幸な事態を迎えているので、受賞を素直に喜べないのが悲しいです」と言ったそう。NY在住の北丸雄二先生は、この授賞式をどう見ていたか?…今月17日発売の『バディ』で読んでみてください。
 それから、ジェーピィのニュースでもお伝えした通り、レスリー・チャンが亡くなってしまいました。4月1日。ウソのようなニュースでした。未だに信じられないと言ったらウソだけど、『覇王別姫〜さらば、わが愛』と『ブエノスアイレス』で泣いた僕としては、敬愛するゲイ優(と呼びたい)が亡くなったことは、本当にショックなことでした。その内、追悼企画でそんな作品も上映されると思われるので、観てみてね。
 一方、観てはいけない映画もあります。その名も『Bモンキー』。激しく微妙。ルパ様のファン、とか、ジョナサンくん命、みたいな人以外は、観ない方が無難。ウチの編集部は(『G-men』さんとかもそうだと思うけど)、毎日何通も映画の試写状が来ます。ゲイに関係無さそうな映画は、もちろん黙殺。たまに「あら、これって絶対ゲイムービィね」と思った時だけ、試写を見に行ったり、サンプルビデオをもらったりします。そういう映画はほぼ間違いなく当たりなのですが、ごくたまに、この映画のような「くわせモノ」もあります。最初、プレスリリースを読んだ時点で「OKよ」と言っちゃったのですが、試写の後「やっぱゴメン。できない」と断ったという、いわく付きの映画。もらった画像はイケてたんだけど、会ってみたら見事に詐欺だったというパターンですね。ネットの出会いなら、ありがち、で済ませられるけど(そうでもない?)、仕事となるとちょっと…。『アナザー・カントリー』でやおい女子のマンコを濡らし、『二番目に幸せなこと』ですっかりゲイ役が板についてしまった美形男優、ルパート・エヴェレットと、『ベルベット・ゴールドマイン』で一躍有名になった美少年、ジョナサン・リース・マイヤーズがゲイカップルを演じている!と大々的に謳われていますが、ダマされてはいけません。映画が始まって3分でこの二人はさっさと別れてしまいますし、ラブ・シーンも皆無(脱いだりすらしない)。なんと、二人のゲイ関係を描いたシーンなんて全体の5%もありません。残りの95%は、主人公のBモンキーと呼ばれる女のお話なのです。このBモンキーっていう女は、『トリプルX』のアーシア・アルジェントが演じてるんだけど(それ故にお蔵入りを免れてると思われ)、いわゆるギャングで、ちょっとカッコいいんだけど、たとえば『ニキータ』とかのシビレ具合に比べたら雲泥の差があるし、何の取り柄もない地味でイケてない男とくっついて田舎に引っ込んでしまうあたりのストーリー展開ったら陳腐極まりないし、どっかにゲイテイストな見所は無いかー?と、ガラガラのハッテン場で必死に『おどごいねがー?』と徘徊するのに似た悲しさを覚えながら映画を観るハメに…。
   前置きが長くなりましたので、今月のオススメ映画は、男らしく、1本で。(後半に続く)


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