いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第5回
「ハッシュ!」の敵はこいつだ!
2002/01/23(水) 配信
合同試写会も大盛況だった「ハッシュ!」。「外道の家」の大刀自様のように(はよう、はよう)公開を待ち望む声が続々と編集部にも寄せられている昨今ですが、bjメルマガ読者には、真実をお伝えしましょう。最初はお正月公開って言ってたのが2月になり、遂には4月になってしまった元凶は、何を隠そう、今渋谷のシネクイントでやってる「メメント」なんですねえ。「メメント」の上映期間が延びれば延びるほど、その次に公開が決まっている「ハッシュ!」は遅くなるわけです。というわけで、早く観たい方は「メメント」潰しに奔走しましょう。ドアノブにアロンアルファとか。うんこ撒くとか。エスムラルダに頼んで呪いをかけてもらうのも効果的かもしれません(よいこはマネしないでね)
●メメント
そんな「メメント」です(どんなよ)。見事に完成したパズルのような作品、大胆で複雑な構成と衝撃のラスト、「パルプ・フィクション」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」などを超える21世紀最初のインディペンデント傑作映画、革新的リワインド・ムービーの誕生(リワインドと言えば「シリアルママ」ですね。レンタルしたビデオを巻き戻さないとママに殺されちゃうよ)、2002年アカデミー賞最有力候補、などというものすごい評判。リピーターが異様に多く、異例のロングランヒットを記録というあたりは、アメリカ版「千と千尋」と言えそうです(ちょっと違うけど)。まあ、こんな映画ですから、日本でももちろん当たってます。そりゃ「ハッシュ!」も上映延期になるわ、相手が悪かったって感じなのです。これって実はあの『プリシラ』のガイ・ピアーズ(能天気なマッチョ・オネエ役)が主演でしかもバンバン脱いでいるっていう、結構ゲイ的にもオイシイ映画だったりします(なんだ、いいやつじゃん!)。というわけで観てみてね。
「メメント」
2000 米/監督:クリストファー・ノーラン/配給:アミューズピクチャーズ
渋谷シネクイント他、全国拡大ロングラン上映中
●ハートブレイカー
「ロミー&ミッシェル」(97米)って映画観たことありますか? ちょっとミエっぱりでズレまくったバカギャル2人が繰り広げる抱腹絶倒コメディです。特にピンクレディで言うとケイ(ミーは男に騙されて6億円の借金)に相当する女、リサ・クドロー(「フレンズ」でも絶妙のボケをカマしてます)が最高にステキ。ホントにヘンなの。ちなみにこの映画のラストのダンス・シーンは映画史に残るヘンさ加減。ダンスだけで爆笑できるのってこの映画だけ。そんな「ロミー&ミッシェル」を撮ったデヴィッド・マーキン監督がひさびさに届けてくれた「ハートブレイカー」は、これまた期待大!な作品。女のしあわせは愛じゃなくてお金だと信じる詐欺師母娘が巻き起こすラブ・コメディ。「エイリアン」のシガニー・ウィーバーと「ラストサマー」のジェニファー・ラヴ・ヒューイットがスリリングな恋の駆け引きと華麗な詐欺のテクニックで大富豪をたぶらかす様は痛快!
「ハートブレイカー」
2001 米/監督:デヴィッド・マーキン/配給:ギャガ・コミュニケーションズ
●アメリ
学生時代、アメリカ帰りの帰国子女(入試に強いのよね)が呼ばれていたアダ名、それが「アメリ」(どうでもいい情報)。映画好きな人ならわかってくれると思うけど、「デリカテッセン」と「ロストチルドレン」=異様にゴテゴテした美術世界やヘンな人がいっぱい出てくる映画を撮った監督ジュネの最新作が「アメリ」です。前2作はちょっとどことなくダークっていうかアングラなイメージが強かったけど、今回は、超メルヘン。夢のような、気分が優しくなれるお話が、これでもかと言わんばかりの凝りまくった美しい世界で繰り広げられます。「アメリの幸せの魔法を真似て、最近ブルーな友人の家のドアに、この映画のチケットをそっとしのばせてみたいと思う。」と片桐はいり(女優。女装に近いけど)も絶賛してます。アナタの中にも絶対ひそんでるはずの女の子は、きっと、アメリに夢中。うふ。
「アメリ」
2001 仏/監督:ジャン・ピエール・ジュネ/配給:アルバトロス
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