いやぁゲイムービーってホントにすばらしいですねぇ第4回
「キィチキィチヤァヤァヤァ…ムーランルージュはオカマ必見!の巻 」
2001/12/12(水) 配信
●ムーラン・ルージュ
あの「レディ・マーマレイド」のイメージは強烈だったけど映画自体はPVとは全然関係無いって知ってて、どうしようかなって迷ってたけど、前に「ロミオ+ジュリエット」(ディカプリオが主演のやつ)を撮ったバズ・ラーマンが監督ってのもあるし、みさおはるきが「Junchanは泣く」と強力にプッシュしていたので、ダマされたと思って観に行ったら、ホントによかったの、これが。
まず、一体いくら金かけてるのか考えると気が遠くなりそうなムダに豪華なセットや、大量に出てくるダンサー陣がステキ。フレンチ・カンカンとかタンゴとか「ダイヤモンドは女のベスト・フレンド(マリリン・モンロー)」とか「ライク・ア・ヴァージン」とか「踊るマハラジャ」とか、もうありとあらゆるダンス・シーンが堪能できるんだけど、それはたっぷりいやみったらしく流れるのではなく、動体視力の限界に挑戦する速さでどんどん駆け抜けていくの。切り取ってちゃんと編集したらPVが10本くらいできそうな(つーかそういう風にちゃんと観たい)ショウタイムは、誰がどう考えてもオカマ向け。ああいうミュージカルが作りたい!とか、顔はブスでもニコール・キッドマンになりたい!とかって思うもん、単純に。ちなみにニコールの家が象の形してたり、妖精役で一瞬カイリー・ミノーグ出てたり(撮影がシドニーなのよね)っていう本筋には関係ないとこで遊んでる所もいっぱいあって好き。
そういう興奮もののダンスシーンの合間を縫って進んでいくストーリーは、パリの高級娼婦と貧乏作家の悲恋という別に目新しくもなんともないものなんだけど、それでも、悔しいんだけど、泣けてしまうのは、ニコール(離婚してやっとハイヒールが履けるようになりました)が怖いからではなく、やっぱり見せ方が素晴らしくうまいのだね。ユアン(現NOVAイメキャラ)も超カッコよく見えるし。
とにかく、ダマされなさい(おすぎ)。たとえ泣けなくても、ダンス・シーンだけで十分満足だってことは太鼓判押しますよ。
「ムーラン・ルージュ」
2001米/監督:バズ・ラーマン/主演:ユアン・マクレガー、ニコール・キッドマン/配給:FOX/そこかしこで公開中
●シャンプー台のむこうに
バラバラに生きてきた家族が、全英ヘアドレッサー選手権(ほとんどドラァグな髪型が続出。絶対ゲイ好み!)をきっかけに心をひとつにしていくという、ちょっと変わった、切なくも爽やかな家族再生の物語。そもそもこの家族、お母さんがレズビアンに目覚めてダンナと息子を置き去りにして家を出て行ったって話なの。よくない?
それに選手権で優勝を争うのが意地悪ゲイカップルだったりするところがステキ!と思ったら、脚本を手がけたのは、「フル・モンティ」(リストラされたお父さんたちが起死回生のためにストリップを始めるという爆笑映画)を世界に放った、サイモン・ボーフォイだったのね。主演は、若手俳優注目度ナンバー1のジョシュ・ハーネット(ハンサムよ)。観るべき。
「シャンプー台のむこうに」
2000英/監督:バディ・ブレスナック/脚本:サイモン・ボーフォイ/配給:ギャガ・コミュニケーションズ/お正月からロードショー公開
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