月刊Gaymer第31回
「名前を付けたら死んじゃった」
2006/04/26(水) 配信
mother、Mをとったらother、他人です。ちょっと古くて若い子は引きそうだけど違うんです。このコピーには世知辛い現実が表されているんです。いつも親身になって相談事を聞いてくれているお店のママさんも、お金(‘M’oney)の関わりがなくなってしまえば他人なんです。それは大泉の母とか、新宿の母とかいう占い師だって同じことなんです。というわけで、今月はマザー3を紹介ダ!(ゲイバーのママはみんないい人ダ!←無理矢理フォロー)
■MOTHER 3
あの!糸井重里(樋口可南子の旦那で、最近は徳川埋蔵金を探すのにも疲れ果て、ほぼ日手帳とかで小遣い稼ぎをしているコピーライター)が作成に関わったことで話題を呼んだゲームの第3弾(他にもバス釣りゲームとか出してたけど…)。
前作から十数年をあけての続編、一時は開発中止というショッキングな情報も流れただけに、待ち望んでいたゲームファンも多いのでは。
ジャンルとしてはごくオーソドックスなRPG。初期のドラクエばりにシンプルな内容なのですが(ハードも、あえてのゲームボーイAD。艶女も射程圏内)、そこはそれ、雰囲気上等!のコピーライターが手がけただけに、独特の世界観と泣き笑いのバランスが絶妙な上質のストーリー。
毎作ごとに、糸井氏本人がひりだしたコピーが発表され、ゲームのコンセプトとして大きな存在感を持ってるのですが、3作目の今回のコピーはこれ。
奇妙で、おもしろい。
そして、せつない。
ぎゃー!これ、まんまオカマのことですか?
糸井さん、もしかして貧乏女装とか好きですか?
ほぼ日刊イトイ新聞( http://www.1101.com/ )の名物コンテンツ・新宿二丁目のほがらかな人々。は趣味のコンテンツですか?
と、おもわず取り乱してしまいそうな名コピー。いやがおうにも期待が高まります。
今作に限らず、毎回このシリーズは心のやらかいところ(SMAP)をぎゅっとつかみ取るような憎い演出と共に、ポップなグラフィックでさらりと怖くて残酷な現実を見せてくれるようなところがあるので、夢みる毒々オカマとの相性はよさげ。
ゲーム序盤には、マジプシーと呼ばれる人でも男でも女でもない不思議人種(グラフィック上ではケバイ格好の女装したひげ剃り跡の濃いおじさんたち)なんて、直球なゲイキャラも。
まあそんなうがった見方をしなくても、とても丁寧につくられた作品なので安心して万人にお勧めできる内容なのですが、やっぱり毒の分かる、孤独なオカマにこそプレイしていただきたい。実は大人のゲームなのです。
『MOTHER 3』
http://www.nintendo.co.jp/n08/a3uj/index.html
ハード:ゲームボーイアドバンス
発売元:任天堂
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2011 TERRA
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