月刊Gaymer第15回
「好きだった男(ひと)」
2003/06/18(水) 配信
昔好きだった男にたまに出くわすとドキドキ。そんな話はゲームにも当てはまるわけで、昔、学校サボってまでゲーセンに通いつめたゲームの紹介です。
それは、ずばり「バーチャロン・マーズ」。SEGAの大作ネームですね。初代はスティックを2本使った独特の操作性が話題となり、ゲームセンターでも対戦が非常に盛り上がったロボット格闘もの。
今までに3作(+バージョンアップが何回か)くらい出ててますが、対戦をメインにした『渋い』、『硬派』なゲーム、というのがシリーズの売り。そのシリーズ最新作が、PS2に、しかも移植ではなくオリジナル新作が登場ということで、SEGAファンのみならずかなりの期待が集中。
今作では、かつての純粋に対戦を重視していたシステムを一変、一人プレイ用のシナリオモード登載ということで、若干初心者向けに改良されたものの、オールドファンからも前評判は上々。
ところが、発売直前の各ゲーム雑誌のレビューでは酷評続き。一番指摘されていたのが、ロボットの動きの悪さや古臭さでした。ここでひねくれモノの僕は、多少なりともこのシリーズに愛を感じているからなのか、動きの悪さ=ストイック、古臭さ=渋さ、と勝手に誤変換してしまい、「あらら、やっぱり初心者に厳しい漢(オトコ)のゲームだったのね、たまにええか」と妙な所で男気を見せてしまい、うっかり発売日に購入。
30分後にはTV画面の前で震える自分が。「くわっ、どこが漢のゲームじゃ(怒)」
なんつーか、動きがギクシャク、ゲーム性が古い、以前にとてつもなく演出がヌルい! どれくらいヌルいかっつーと、ゲーム中に使用されているナレーションの声が森○レオの偽者みたいな喋り方であるくらいヌルい(事実)。
もー、出てくるキャラは、驚くほどステレオタイプ。途中仲間になるのは熱血サワヤカ体育会系くんだし、敵か味方かわからない3姉妹(この設定自体もどうか)は上から順にお色気、ボーイッシュ、お嬢といった具合(最後の隠しキャラはチビっ子魔法少女。ロボットなのに)。今どきオタクでも喜ばんじゃろう、いや、オタクだからこそ怒るだろう、これは。
そもそも、オタク受けするゲームは逆説的に漢(オトコ)。だって世間的に否定されようとも貫き通す魂があるもの。んでも、今回の「バーチャロン・マーズ」は「こんな感じにすればオタクどもも喜ぶでしょ〜」的なヌルさがダダ漏れ。入れ物だけのゲームって言う意味でも一時期のスクウェア(失礼)のソフト以下。
さて、愚痴の連続になってしまいましたが、なんだかね、「昔好きだった年上の男が若い子にモテたいがため安易に茶髪化。しかも間違って白髪染め使ってんじゃんソレ」(長い)みたいな感じだったのでつよ。
とか、憤慨しつつも結局はプレイしてたりしてな。だってダメ男好きだし(←バカ)。
「電脳戦機バーチャロン・マーズ」
機種:プレイステーション2
ジャンル:ロボットアクション
発売元:SEGA
http://www.vo-marz.com/site/index.html(PC版)
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