月刊Gaymer第5回
「白百合サブカルチャー教室」
2001/12/19(水) 配信
今回は連載始まって以来の衝撃的なタイトルでお届けします、月刊ゲイマー(カタカナだと間抜けなのね)。なんと掟破りの白百合まみれ、レズビアンゲーム大特集だぜ!ってことはなく、単に紹介するゲームのタイトルが「Rez(レズ)」なのです(ちなみに女性同性愛者の方を指して「レズ」を使う場合、蔑称にあたる場合があるので注意。どうしても略称で呼びたい時は「ビアン」を使ったほうが無難)。
さて、タイトルだけでは良くわからないこのゲームですが、文章で説明してもやっぱりよくわからないゲームです(またか)。それでもなお強引に説明すると音ゲー+シューティングといったところか。ちょっと懐かしめなワイヤーフレーム(ポリゴンなどが開発されていなかったころ、線の集合体で立体を表現した手法)で描かれた3D空間をさまよい、次々と現われる敵を打ち落とす。そしてその度に発せられるリズムと振動をつなぎ合わせて、自分だけの音楽を創り出すというもの。やーん、もうこの時点でサブカル臭ぷんぷんな感じですな。
振動と光とリズムとが生み出す恍惚、といえば一昔前にはやったビデオドラッグ(合法)のような胡散臭さがどうしても漂ってしまいますが、今回はそれらを自分の感覚で作り出せる点が一味違う(こんな説明も通販っぽくてやっぱり胡散臭い)。ビデオドラッグがあらかじめ用意された世界へのトリップ感といえるならば、「Rez」は自分自身と世界をすり合わせてゆくシンクロ感。そう、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ…(以下略)の世界!(ちょっと違う)。一番重要だと思われる音楽はちょっと前にクラブで流行ったテクノ系の音だし、それこそエヴァにハマって「自分もAC(アダルトチルドレンの略)なんだ!ここにいてもいいんだ!」とかのたまっていた30前後の文系オカマさんには感涙モノの出来なのではないでしょうか。
精神世界について深く思索しながらハマるもよし、ただ時間を潰すのに使ってもよし。難易度的には割りと簡単めなので、気持ちイイものが大好きなオカマさんなら誰でもハマれるはず。でも、部屋を閉め切って「シンクロ率120%を超えてます!」とかのエヴァごっこしたいなら(誰がするのか)ヘッドフォンと振動オプションは必須。それなりにお金が掛かる遊びって点でも、やっぱり凝り性な30代の文系オネエさん向きかも。
さて、今回のように(多少無理矢理)サブカルゲー的扱いを受けて紹介されることの多いこのゲームですが、そこら辺を妙に期待してプレイすると肩透かしをくらう事になりかねません。多分、頭でっかちにして遊んでも面白くもなんともないはず。純粋にゲームをする感覚で挑むのが一番です。作品が作品として評価を受けにくく不必要な意味付けがされやすい、という点ではホント、サブカルチャー的な作品といえるかも。てか、こんなしめ方こそサブカルっぽい。
「Rez(レズ)」
機種:プレイステーション2、ドリームキャスト
ジャンル:ミッドナイトハイ・シューティング
発売元:セガ
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2011 TERRA
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